【ダンサー・振付師】Matt Steffanina マット・ステファニーナ

 

 Matt Steffanina マット・ステファニーナ

Matt Steffanina マット・ステファニーナ

1986年10月20日生まれ。現在31歳。(2018年4月現在)

12歳までワシントンD.C.で育ちバージニア州ネルソン郡へ引っ越す。

 

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元々はスノーボーダー選手。スノーボードが出来るリゾートが近くにあったことからスノーボードをすることになった。夏にはトランポリンでフリップの練習をしていたことから後にブレイクダンサーたちに驚かれた。

18歳の頃、ブレイクダンスを目の前で見てヒップホップに興味を持ち始める。バージニア州の小さな町に住んでいたため、ダンスを習える場所がなく、家で何度も繰り返しミュージックビデオを見て独学でダンスを始めた。2009年、乗用車のシビックで40時間かけてロサンゼルスへ移動した。現地では友人もおらず住むところもなく、何週間か車の中で暮らした。最初はとても大変だったけど、「ついに自分のために挑戦したかったことを始めた。この挑戦は車の中で寝泊まりする価値がある」と感じていたそう。最初の3か月で自分には80%の知識しかないと感じたマットは、人前でパフォーマンスをする前に、毎日ダンスのレッスンを8時間受け、帰って夜中の2時まで練習を続けた。

 YouTubeで世界一フォロワーの多いダンサー

バージニアにいる2007年にYouTubeを始め、ロサンゼルスに来てからもずっと続けていた。(2007に始めたアカウントは現在MattSteffanina 2というチャンネル名になっている。現在も投稿を続けている。メインのアカウントは2011に増設したもの)その時はあんまりYouTubeのすごさを分かっていなかったけど、YouTubeって皆が見るからそのうちレッスンの機会が少し増えたりするかもしれないから良い機会かも、と思って続けていた。2015年の夏、大きな転機が来た。何が起こったかわからないけど、いつも通り2週間に1回投稿している動画が5個くらい一気にバズった。

その夏、チャンネルが3倍になった。そこでYouTubeがすごく、すごく大きなチャンスだってわかった。2015年の夏以降、メールアドレスを公開したら、空いてる日に飛行機のチケットを取るからアーティストの振付をしてくれないか?とか、私たちの国に教えに来てくれない?とか連絡が来るようになった。

 レッスン動画をかつての自分のために投稿

「通えるダンススタジオのないような、バージニアのとても小さい町で育ったから、自分と同じような境遇の人たちを助けたいと思って、最初8カウントやアームウェーブみたいなシンプルなことから始めた。そしたらみんなが「ブレイクダンスのやりかた教えて!」とか、あれを教えてこれを教えてって感じになってきて、とりあえず出来ることを続けたんだ。自分が小さい町でダンスを始めた時に教えてほしかったこととかをね。」

下の動画は上で紹介したバズった動画のレッスン動画。

ダンス留学を考えている人とかは、こういうレッスン動画を日本で見て一緒に踊ってダンスで使う英語に慣れておくといいかも。レッスン動画は英語でTutorial(チュートリアル)って言うよ。YouTubeでMatt Steffaninaさんの名前と、tutorialで検索すると沢山出てくるから、好きな振りで試してみてね!

 DanceCon ダンスコン

ダンスコンというのは、ルーレットを回して行く都市を決めて現地でワークショップをしてオーディションをしてコンセプトビデオを撮影する、という企画。それぞれの街ですばらしいダンサーを探してビデオを作る。例えば、これ↓

↑これが完成したビデオで、この裏側がこれ↓

(1:31)友人の家でルーレットをまわしてテキサス州ダラスに決定。(2:33)この時は決定から撮影まで、どうも5日くらいでやってるっぽい。

  • ダンススタジオを見つける
  • 飛行機のチケット、ホテル、レンタカーの予約
  • ワークショップとオーディション
  • 撮影のリハーサル
  • ビデオ撮影

(2:51)これがマットさんのダンスコン用のチェックリスト。(6:06)この時はライトをレンタルするのに苦労したっぽい。(7:35)ライト専門のお店に行ったとき、専門的な話で何言ってるかわかんない状況を表現している時に、変な日本語が挿入されてたw

(8:15)めっちゃ沢山の人がワークショップ&オーディションに来てる。(9:52)沢山の人の写真撮影に応じるマットさん。(11:28)オーディションの合格者が発表された。子供ダンサー12人。大人21人。(11:38)リハーサルスタート。最終日、撮影当日に朝からリハーサルをやってその日のうちに撮影するっていうハードスケジュール。

舞台裏を見て、また本作品を見るとなんだか感慨深いっていうか、みんなの夢がかなったんだなって思って見るとちょっと違う感動がある。今のところは、アメリカ国内だけみたいだけど、いつかルーレットが世界に広がる可能性もなくはないよね!(日本のみんなにもいつかチャンスが来るかもしれないよ!)ツイッターでダンスコン用のアカウントがあったけど2016年の夏で更新が止まってる。だけど、YouTubeで最後のダンスコンのビデオがアップされたのが2017年10月だから、終了したわけではなさそう。

 見知らぬ男に暴行された事件

2017年10月、いとこの結婚式に参加した後マットさんがタクシーを呼ぼうと携帯を見ていたとき、ある男が言葉もなく見えない方向から来て飛び乗って殴りかかってきた。マットさんは顔の骨を骨折し、皮膚も何針か縫うことになった。下の動画はマットさんが病院の緊急治療室にいる時に自身でアップしたもの。傷口が痛々しい。アップした理由についてこう語っている。「加害者の男には奥さんと子供がいて、奥さんは妊婦だった。殴られても僕は治るけど、今後 彼の奥さんや子供たちに起こり得ることを思うと言葉もない。お互いに思いやることを思い出してほしい。誰かが潜在的な危険を抱えているのを知ったら気にかけて用心してあげてほしい。」

 

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後から分かったことは、この結婚式に出席した友人の親戚だったらしい。加害者の男は家庭内で虐待を受けて育ったそう。マットさんとその男はその結婚式で握手した以外には言葉も交わしたこともなく、ハッキリしたことはわからないけど、動機はある種の嫉妬だったよう。

 最後に

コレオグラファーズ・カーニバルでマットさんが振付したものをどうぞ。ジェイソン・デルーロも出るよ。(イヤホンの方、再生時音量注意↓)

 

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 最後の最後に

マットさんは色んな人とよくコラボレーションしていて、中でも艶子が好きなのがお笑い芸人のケビン・ハートさんとのコラボ。ダウンタウンを見てる時のような感じで笑ってしまうw ディレイニ―ちゃんも出演してる。訳はギブアップ。わかる人はぜひ見てね!



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